浸炭焼入歯研ラック
SCM415に炭素をしみ込ませて高炭素の状態にして、表面だけ硬化する熱処理です。高強度な歯車を作る手法の一つです。
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歯車の強度に関するよくある質問を記載しました。
曲げ強さの定義
歯車の歯面の強さとは、進行性ピッチングに対して必要かつ十分な安全度を歯車に与えるために規定する負荷容量をいう。従って、歯車の歯面許容荷重とは、互いにかみ合って動力を伝達する歯車において、それぞれの歯車の歯面の強さに基づいて決められる基準円直径の許容円周力をいう。 |
曲げ強さ不足による破損例 歯面強さ不足による摩耗例 |
・歯車を大きくする。(大きなモジュール、広い歯幅)
・強い歯形にする。(歯形係数を小さく、大きな圧力角、プラス転位)
・かみ合い率を大きくする。(荷重分布係数を小さく、小さな圧力角、高い歯たけ)
・高精度にする。
・歯車を大きくする。(大きなピッチ円直径、広い有効歯幅)
・かみ合い率を大きくする。(かみ合い率係数を小さく)
・高精度にする。
①SCM415浸炭焼入れ(MSGA(B)シリーズ、MMSシリーズなど)
②SCM440調質後高周波焼入れ(KHGシリーズ、KWGシリーズなど)
③S45C調質後高周波焼入れ(SSGSシリーズなど)
一般的には、設定した使用条件で計算した曲げ強さと歯面強さの許容値以内で適切に使用されていれば、寿命が問題になるような破損や摩耗は発生致しません。
摩耗による使用限界を示す資料はございませんが、目に見えるような摩耗が発生している場合は使用を中止する事をお勧めします。
進行性の摩耗が発生しないように、歯面強さや潤滑方法を検討して下さい。
歯車計算ソフトGCSW
負荷を受ける回数が少ない場合は、お客様の使用条件に準じて強度計算を行って下さい。
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