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歯車の設計

5 歯車の精度

5.3 歯車のかみあい精度

歯車の総合精度を簡単に、能率よく測定するには、かみあい試験機により、かみあい精度を測定するのが有効です。 このかみあい試験には、片歯面かみあい試験(中心距離固定方式)と両歯面かみあい試験(中心距離変動方式)の2通りの方法があります。 この2つの方式のうち、両歯面かみあい試験が一般的で、片歯面かみあい試験はあまり使われていません。
JISには、このかみあい精度に関する規格はありませんがJGMAには両歯面かみあい精度に関する規格があります。

 

(1) 両歯面かみあい試験
この両歯面かみあい試験は、歯車を検査用親歯車とバックラッシなしでかみあわせたときの中心距離の変動を測定します。
この測定結果の例を、図5.9に示します。
ここで、1ピッチかみあい誤差とは、1ピッチだけかみあう間の中心距離の変動をいいます。
全かみあい誤差とは、歯車1回転中における中心距離の変動の最大値をいいます。
図5.9 両歯面かみあい試験の結果

 

表5.3には、JGMA 116-01“平歯車およびはすば歯車の両歯面総合かみあい誤差”に規定されている、1ピッチかみあい誤差と全かみあい誤差許容値の計算式を示します。

 

表5.3 かみあい誤差許容値(μm)
等級 1ピッチかみあい誤差 全かみあい誤差
特(0) 1.12m +3.55 (1.4W +4.0)+0.5(1.12m +3.55)
1 1.6m +5.0 (2.0W +5.6)+0.5(1.6m +5.0)
2 2.24m +7.1 (2.8W +8.0)+0.5(2.24m +7.1)
3 3.15m +10.0 (4.0W +11.2)+0.5(3.15m +10.0)
4 4.5m +14.0 (5.6W +16.0)+0.5(4.5m +14.0)
5 6.3m +20.0 (8.0W +22.4)+0.5(6.3m +20.0)
6 9.0m +28.0 (11.2W +31.5)+0.5(9.0m +28.0)
7 12.5m +40.0 (22.4W +63.0)+0.5(12.5m +40.0)
8 18.0m +56.0 (45.0W +125.0)+0.5(18.0m +56.0)

 

ここに
W : 公差単位

d : 基準円直径 (mm)
m : モジュール (mm)

 

(2) 片歯面かみあい試験
片歯面かみあい試験とは、歯車を一定の中心距離でかみあわせたときの、角度伝達誤差を測定するものです。この片歯面総合かみあい誤差は、歯車の回転むらと密接に関連した誤差ですから大変重要なものなのですが、これを測定する試験機が少ないのが現状です。

 

こちらの技術資料は冊子カタログ3013(2015年)当時のデータであり、一部データが古い場合があります。最新情報は最新カタログでご確認下さいますよう、お願いいたします。

 

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